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ダン・ブラウンの「オリジン」は。。

  • Writer: Michy
    Michy
  • Nov 24, 2018
  • 2 min read

久しぶりにダン・ブラウンの著作 「オリジン」を読んだ。

スペインが舞台ということが購入の決め手になった。

ガウディやミロがどう推理に絡んでくるのかと考えたら読まずにはいられなかった。


翻訳の勉強にと英語版と結局日本語版をキンドルストアで買ったれど、やっぱり中身が気になって先に日本語翻訳から一日で一気に読んでしまった。翻訳者はベテラン越前敏弥さん。

読ませるテクニックはさすが!

「ダ・ヴィンチコード」は英語で読んだけれど、やっぱりやめられない面白さだった。


「ページターナー」という表現は、日本語にもスペイン語にも見当たらない。

ページをめくらずにはいられないという表現は、この本のズバリを端的に言い表している。


今回のテーマは「人類はどこから来たのか、どこへ行くのか。」

あまりに壮大なテーマだ。


AI、宗教、科学、カトリック教会、パルマール教会、スペイン王子とビルバオグッテンハイム美術館長との恋。。

(あまり書くとネタバレになるのでここでやめておくことにして。)


主人公のラングドンのかつての教え子でゲーム理論、コンピューターモデリングを専門とし、コンピューター科学者、未来学者である時代の寵児、カーシュが人類の起源に関わる大きな発見を世界に向け発表しようとし、何者かに殺害された所から大きく話が展開していく。ラングドンとビルバオグッテンハイム美術館長は故人の意思を尊重し、そのプレゼンが保存されている場所を見つけ出し、公表しようとする。


そのプレゼンの内容は何だったのか。。それだけでここまで読ませる作家ってすごい。

プレゼンの内容はよっぽどきっちり調査されたものなのだろうというのが容易に想像でき、よく練りこんであると思う。

ただ、それに比べ、最後の謎解きの部分が尻つぼみに思え、何だか読後感があまりスッキリしないものになってしまった。そこが残念。


今回ハイライトをつけた部分は、

「愛は別の世界から訪れる。求めに応じて愛を作り出すことはできない。また愛が生まれたときに抑え込むこともできない。愛するかどうかは選べるものではないのだよ。」

Love is from another realm. We cannot manufacture it on demand. Nor can we subdue it when it appears. Love is not our choice to make.

という所。


その言葉を誰が誰に対して言ったのかというのが重要だ。


最後の終わり方は好きじゃないけれど、様々な表現を学ぶにはいい一冊だと思う。

一月にメキシコに行くから、同じ目的でペーパーバックでスペイン語版を買おうっと!



 
 
 

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Michiko Miyake

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